ツヤ/光沢のレベル
ワニスを選ぶ際に、一番初めに考えられる質問は、どの程度の光沢レベルが必要かです。通常、品質の良いアクリル絵具は、ほとんどの色味で同じ様な光沢になる様に作られています。しかしながら、水やその他のメディウムによって、かなりの光沢差が出てくる事があります。まず決める事は、光沢の度合いです。ほとんどのグロスワニスやマットワニスは混ぜる事が出来、好みの光沢を作れます。ほとんどのワニスは最も光沢の物から始まります。物によってはそれほど光沢が高くない物もありますが、それも含めてグロスと呼ばれます。マットやサテンワニスにはマットエージェントが入っており、光沢度を低めます。
ワニスやワックスに含まれるマットエージェントは、非常に小さい微粒子で、ワニスの表面に出てきます。両方とも光の反射を防ぎ、マットな仕上がりにします。
ワニスに含まれるマットエージェントは、寿命を長くする効果と、ワックスのワニスに比べて、埃や塵等を寄せ付けない様にします。反対にワックスに含まれるマットエージェントは、埃等を簡単に寄せ付けますが、アーティストによってはそのソフトな仕上がりを望む場合もあります。(ワックスのワニスを薄く溶剤ベースのワニスの上から塗る事で、同じ効果を得る事が可能です。)
もし、アーティストが何層ものワニスを塗りたい場合(5層以上)、さらにマットな仕上がりにしたい場合、ほとんどの層はグロスワニス塗り、最後の何層かをマットにする事をお勧めします。なぜなら、何層ものマットワニスを塗る事で、霞が出てくる事があります。この霞はマットエージェントが何層にも重ねられる事で、目に見える物になってくるからです。
マットワニスやサテンワニスを使用する前には、容器の底に濃縮物ができないように、マット剤を均一に分散させるために攪拌することをお勧めします。
耐水性
ワニスは、水に弱い作品を耐水性にする事が出来ます。専門家用のアクリル絵具は、乾くと耐水性になります。しかし、絵を描く際に、水を大量に使うと顔料濃度が低くなるだけではなく、接合剤の濃度も下がります。その為、たまに水に溶け出す事があります。慎重にワニスを塗る事で、耐水性にする事が出来ます。(例:
MM7 ポリマー・グロスワニス .
又は、 MM9 アクリリック・ペインティング・メディウム を絵の具に混ぜるか、水に混ぜて描くことで耐水性を保つことができます。
物質的な保護
ワニスは、物質的な損傷から、作品を守る役目もします。金属の様に堅い訳ではありませんが、ワニスによっては耐熱性を備えたハードな物もあります MM11 サテン・ワニス と MM19 ポリーユー・グロスワニス.
2種類のワニスで仕上げる(隔離コーティング)
ワニスの主な目的は表面を保護することですが、その方法は数多くあり、作品の種類やアーティストの特定のニーズ(実用的、美的)に応じて異なります。
あまり一般的ではないワニスの技法の一つに、アイソレーションコートやワニスと呼ばれるものがあります。アイソレーションコートとは、その名の通り、作品に描かれた層と、その後に塗る剥離可能なワニスの層との間に、永久的な(剥離不可能な)保護膜を作るワニスの層です。アイソレーションコートは、アクリル画にのみ適用され、一般のアーティストだけでなく、美術品の修復師にも使用されています。
このアクリル作品の仕上げ方法は、世界中の修復師が共通して推奨しています。大きなギャラリーでは、アーティストにこの方法を要求するところも増えてきています。
まず初めに、1〜2層の水性アクリルワニス、例えば、 MM7 ポリマー・グロスワニス&グロスメディウム 等を塗り、完全に乾燥するまで待ちます。次に溶剤型の除去可能なワニス、例えば、 MM14 ファイナルワニス・グロスフィニッシュ などを塗ります。この除去可能なワニスを塗る事で、空気中の埃等、年数を重ねる事で蓄積される汚れを取り除き、新しいワニスを塗って保護する事が出来ます。これらのワニスはアクリルですので、柔軟性があり、弾力性は、ほとんどの下地の拡張や収縮に耐える事が出来ます。その為、ワニスは、時間の経過に伴う圧迫や亀裂等を起こしません。さらに年月による黄変、ウルトラバイオレットライトからの作品保護を助けます。
ステップ1. 水性ワニス:水性のアクリルワニス(例えば MM7 歩リマー・グロスワニス&グロスメディウム か MM6 ポリマー・マットワニス等)は、物質的、又は薬品等による腐食等から作品を保護する事を可能にします。水性ワニスは水の蒸発により乾きます。その為、水が蒸発する際に、ミクロの極小の孔が出来ます。この孔がある事で、絵具が硬化する過程を助けます。しかしながら、この極めて小さな孔は二つの難点にもつながります。
一つは、この孔から水を中に取り込んでしまう可能性があること。これは、絵具やワニスに化学的な作用がある訳ではありません(完全に乾燥していて硬化されている物に対して)。しかしながら、アクリルと水が混ざると、屈折率が変わり半透明や白く見える事があります。これはワニスに霞がかかった様になってしまうという事です。この症状は作品が十分な時間水に浸かってしまった場合におこります。水を十分に拭き取り、乾燥した暖かい熱を注意深く与える事でこの霞は消えます(水に浸かってしまう前に、ワニスが完全に乾いているという条件のもと)。
二番目の難点は、埃や油分等がこの極めて小さな孔に入ってしまう事です。空気中の埃は簡単に孔に入り込み、熱帯気候等の気候の地域では、バクテリアやカビが生える原因になる恐れがあります。
しかしながら、ほとんどの状況ではこの水性のワニスは、十分に作品を保護する事が出来ます。絵具のみに比べると、ワニスは作品保護に不可欠である事は確かです。
48時間以上の乾燥時間を置いて、水性ワニスが完全に乾いてからステップ2に進みます。
ステップ 2. 溶剤型ワニス:除去が可能な最終ワニス、例えば、 MM14 ファイナルワニス・グロスフィニッシュ (テレピン油系)や MM15 マットワニス (テレピン油系)を水性のワニスの上に塗る事で、修復師が簡単に作品を掃除する事を可能にします。作品を修復する際、最終ワニスは、無機化合物のテレピン油に溶け出します。水性ワニスは、この行程中絵具を保護するのに役立ちます。その後、新たに最終ワニスをきれいになった水性ワニスの上に塗ります。
この行程は、長い期間作品を保存したいアーティストや、野外の壁画等におすすめの方法です。
水性ワニス
水性ワニスとは、簡単に説明すると、ミクロのアクリルビーズが水に分散されている状態です。アクリルも水も透明ですが、この二つが混ざった時には乳白色になります。これは、光の屈折度の違いが、水とアクリルにあるためにおこります。光の光線がこの混合物に当たった際、屈折したり、曲げたりする結果、白く見える事になります。水分が蒸発して、乾燥した状態になったら、この乳白色も一緒になくなります。
もしも水がワニスの中に捕われてしまった場合は、乳白色や霞は消えません。水が捕われてしまうには、何通りかの方法が上げられます。:二層目のワニスを一層目が乾く前に行った場合。厚く塗り過ぎた場合や、上層部分が早く乾き過ぎた場合。
重ね塗りをする際の時間 : もしも、水性のワニスを重ね塗りする際に、下のワニスが乾いていなかった場合、(手で触れられるくらい乾いていて、透明に見えたとしても)乳白色や霞がおこります。上に塗るワニスに含まれる水が、下の層のワニスを再度濡らしてしまう事になり、上記にも説明しました様に乳白色や霞が出てきます。乾燥時間はワニスによっても変わりますし、厚みによっても変わります。もちろん気候にも左右されます。不安がある場合は一晩待ちましょう。
薄く塗る : もしもワニスが厚く塗られた場合、上層部分が先に硬化を始め中に水分を蒸発できない層を作ってしまう事になります。上記にも述べましたが、これは乳白色や霞の原因になります。その為、ワニスはなるべく薄く塗る事をお勧めします。表面が水浸しの様な状況にはならない様にします。ワニスは作品を少し立てかけた状態で塗る方が、平らな状態で塗るよりも良いでしょう。これは、三次元状になった部分にワニスの水たまりが出来てしまい、乳白色や霞を起こさない為にも必要です。ただし、ワニスが垂れてこない様に気を付けなければなりません。
強制乾燥 : ワニスを薄く塗ったとしても、強制的に乾燥を早めようとすると、水分が中に閉じ込められる場合があります。強制乾燥は絶対にしないでください。ヘアードライヤーやヒーター等を使った場合、表面が早く乾き過ぎて水分を中に取り込んだ状態になる可能性があります。もしも暖める事が必要な場合は、35度以下の温度で直接的ではない暖め方をしてください。
環境温度 : 昔の巨匠の時代には、ワニス塗りは非常に厄介な作業でした。温度と湿度が適切でなければならず、作品が乾燥するまでその状態を維持しなければならなかったのです。現在のワニスは、より寛容なものになっていますが、それにも一定の限界があります。温度は12℃から35℃の範囲で、湿度は中程度から低めの状態でワニスを塗ることを強くお勧めします。
最低の皮膜形成条件は、8〜12度です。最低皮膜形成温度は、ワニスが乾燥によって結合され、皮膜を形成できる最低の温度です。もしも、温度が40度を超えた場合、水分蒸発が非常に早まり、表面のみを乾燥させ、水分を中に取り込んだ状態になります。
湿度が高い事も避けなければなりません。非常に乾燥した気候の場合、水分は即蒸発してしまいますが、湿度がとても高い状態では、水分蒸発が遅くなり、水分を中に取り込んだ状態で乾燥する場合があります。しかしながら、湿度は温度に比べればそれほど問題があるという訳ではありません。これは非常に湿度の高い気候の場合のみの事です。通常ではこのような問題は起こりませんが、アーティストが通常ではないコンディションで仕事をする際に、考えておかなければならない事です。
水性アクリルワニス
水で薄める: ほとんどの水性ワニスは、水で薄める事が出来ます(たまに出来ない物もありますので、ラベルを確認しましょう)。水でワニスを薄める事で、ワニスを塗るのが簡単になり、薄く塗る事が出来ます。もしもワニスを水で二倍に薄めた場合、ワニスを二重に重ね塗りしましょう。
スプレーで塗る場合: MM7 ポリマー・グロスワニス&グロスメディウム と MM6 ポリマー・マットワニス等を、エアーブラシやスプレーガンを使って、大きな面に塗る事が可能です。最高同量のワニスと水を混ぜ合わせてから使います。スプレーを使う際に、承認されているマスクを付ける様にしましょう。(絵具を塗る時と同じです)確かにワニスは無害ですが、吸い込まないように注意しましょう。
筆を使って塗る: 最高同量のワニスと水を、目的の濃度に薄めて混ぜます。水を混ぜる事で、滑らかに塗る事が出来ます。一方向にブラシを使って塗り、次に前回とは直角になる様に塗っていきます。ワニスを剥がしてしまわない様に気を付けなければなりません。もしもワニスに粘着性が出てきましたら、その部分は乾きかけていますので触らない様にしましょう。この部分にブラシを当てると、乾きかけのワニスを剥がしてしまい、跡を残す事になってしまいます。もしも塗り残し等を見つけてしまった場合は、完全に乾燥をさせてから(通常6時間)、重ね塗りをしましょう。
柔らかで幅の広いブラシを使う様にしましょう。ブラシをワニスにどっぷり浸けるのではなく、ブラシの半分くらいまで付けて使う様にしましょう。
MM6 ポリマー・マットワニス は、水性アクリルワニスにマットエージェントを含んでいるため、光沢を低くする効果があります(マットからサテンの仕上がり)。 MM6 ポリマー・マットワニス は、強く、鮮明なマティスの専門家用アクリル絵具の鮮明度を高める助けをします。 MM6 ポリマー・マットワニス は、最終ワニスとしても使え、(2種類のワニスで仕上げるもご覧ください)黄変しない透明のワニスです。このワニスは作品のテカリを押さえ、写真撮影やその他のマットな仕上がりが必要な場合に役立ちます。 MM6 ポリマー・マットワニス は、マットメディウムとして絵具に混ぜて使う事も出来ます。さらに光沢を下げる為には、絵具に MM5 マット・メディウム を混ぜてから描きましょう。このワニスは、マッティングエージェントが入っている為、よく混ぜてから使うようにしましょう。
油性の絵の具で描いた作品には使えません。
MM7 ポリマー・グロスワニス は水性のアクリルワニスで、高いグロスレベルを持っています。MM7ポリマーグロス・ワニスは、マティスカラーの強い色味をさらに引き出す力を持っています。最終のワニスとしても使え、(二種類のワニスで仕上げるもご覧下さい)黄変する事無く乾燥すると透明な仕上がりになり、柔軟性にも富んでいます。
油性の絵の具で描いた作品には使えません。
グレージング: MM7ポリマーグロス・ワニスは、メディアムとしても使え(絵具に混ぜる)、強い色味を抑えながら、接合能力を下げない様に出来ます。マティスカラーを MM7 ポリマー・グロスワニス に混ぜる事で、光沢度の高く、耐水力も高い仕上がりを作る事が出来ます。
ガラス:MM7 ポリマー・グロスワニス は、接着塗料としてガラスや、その他の浸透性の無い素材に使えます(サーフェイス・プリパレーション:ガラス参照)。
デコパージュ:MM7 ポリマー・グロスワニス は、目止めや接着剤として、又はデコパージュとして使うことができます。何層もの重ね塗りができる MM7 ポリマー・グロスワニス は、層と層の間に紙やすりをかけることが可能です。
最も人気のあるデコパージュの方法として、4〜5層のA popular method of decoupage has been to apply 4 or 5 coats of MM7 ポリマー・グロスワニス をカラープリント(雑誌や新聞)に塗ります。各層の乾燥時間は24時間で、最後の層は48時間乾燥させてください。乾燥が終わったら、ぬるま湯につけ、紙の部分を剥がしていきます。カラープリントのイメージはアクリルのフィルムの中に取り込まれています。このフィルムは、 MM7 ポリマー・グロスワニス を使って接着する事が可能です。この方法は、光沢コートされていない雑誌(例えば雑誌の表紙等)には働きません。コーティングが施されているため、イメージをアクリル内に取り込めないからです。
MM7 ポリマー・グロスワニス は、大変効果的な目止め材、接着剤、光沢グレージングや光沢ワニスです。広範囲に使えるこのメディウムは非常に便利で、使いやすいメディウムです。
水性ポリウレタンワニス
水性ポリウレタンワニスは、水で薄めないでください。このワニスには製造段階で水を含んでいますが、乳化をしないため水で薄める事は、製品の形成を崩してしまう恐れがあります。このワニスはたっぷり使い、ブラシで均等に塗る事をお勧めします。
キャンバスや、紙等の下地には絶対に使わないでください。堅い下地、木や、中間密度のファイバーボード等にのみ使ってください。ポリウレタンワニスは非常に堅く、丈夫なワニスで、その為柔軟性のある基底剤、キャンバス等、には向きません。
筆を使って塗る: 一方向にブラシを使って塗り、次に前回とは直角になる様に塗っていきます。ワニスを剥がしてしまわない様に気を付けなければなりません。もしもワニスに粘着性が出てきましたら、その部分は乾きかけていますので触らない様にしましょう。もしもこの部分にブラシを当てると、乾きかけのワニスを剥がしてしまい、跡を残す事になってしまいます。もしも塗り残し等を見つけてしまった場合は、完全に乾燥をさせてから(通常6時間)、重ね塗りをしましょう。
柔らかで幅の広いブラシを使う様にしましょう。ブラシをワニスにどっぷり浸けるのではなく、ブラシの半分くらいまで付けて使う様にしましょう。
MM11 サテン・ワニス は、水性のポリウレタンのワニスで、乾くと透明になります。このワニスは、非常に堅いワニスです。実用的な物やフォークアート用に作られています。乾燥して硬化されたら、耐熱性(約60度)にも優れています。
水で MM11 サテン・ワニス を薄めないでください。容器から取り出してそのままお使いください。
この MM11 サテン・ワニス には、マットエージェントが含まれていますので、使用前にはよくかき混ぜてください。容器を振ってかき混ぜると泡が出る原因になりますので、振らない様にしてください。もしも、容器を振ってしまった場合は、10分程置いて泡がなくなってから使ってください。
キャンバスや、紙等の下地には絶対に使わないでください。堅い下地、木や、中間密度のファイバーボード等にのみ使ってください。ポリウレタンワニスは非常に堅く、丈夫なワニスで、その為柔軟性のある基底剤、キャンバス等、には向きません。
油性の絵具で描いた作品には使えません。油性の絵の具で描いた作品には使えません。
MM19 ポリーユー・グロスワニス は、水性のポリウレタン・ワニスで、乾くと透明で光沢のある仕上がりになります。 このワニスは、非常に堅いワニスです。実用的な物やフォークアート用に作られています。乾燥して硬化されたら、耐熱性(約60度)にも優れています。
水で MM19 ポリーユー・グロスワニスを薄めないでください。容器から取り出してそのままお使いください。
キャンバスや、紙等の下地には絶対に使わないでください。堅い下地、木や、中間密度のファイバーボード等にのみ使ってください。ポリウレタンワニスは非常に堅く、丈夫なワニスで、その為柔軟性のある基底剤、キャンバス等、には向きません。
油性の絵の具で描いた作品には使えません。
溶剤型ワニス
2種類のワニスで仕上げるのセクションでも説明しましたが、溶剤型ワニス (MM14 ファイナルワニス・グロスフィニッシュ, MM29 ファイナルワニス・サテンフィニッシュ そして MM15 ファイナルワニス・マットフィニッシュ) は、除去が可能で塗り替えられるワニスです。その為、埃等の汚れをワニスと一緒に取り除く事が可能です。このワニスは、アクリルをテレピン油に混ぜて作られている為、黄変する事も無く、乾くと透明になり、水の影響も受けません。さらに、ウルトラバイオレットライトの影響を低くする助けにもなります。
筆を使って塗る: 一方向にブラシを使って塗り、次に前回とは直角になる様に塗っていきます。ワニスを剥がしてしまわない様に気を付けなければなりません。もしもワニスに粘着性が出てきましたら、その部分は乾きかけていますので触らない様にしましょう。もしもこの部分にブラシを当てると、乾きかけのワニスを剥がしてしまい、跡を残す事になってしまいます。もしも塗り残し等を見つけてしまった場合は、完全に乾燥をさせてから(通常6時間)、重ね塗りをしましょう。
柔らかで幅の広いブラシを使う様にしましょう。ブラシをワニスにどっぷり浸けるのではなく、ブラシの半分くらいまで付けて使う様にしましょう。
スプレーで塗る場合:このワニスは、エアーブラシやスプレーガンを使って、大きな面に塗る事が可能です。ワニスに無機化合物のテレピン油を必要に応じて混ぜます。スプレーを使う際に、承認されているマスクを付ける様にしましょう。可燃性ワニス用にデザインされた用具を使う様にしましょう。 承認されていない用具は絶対に使わないでください。
除去: MM14ファイナルワニス・グロスフィニッシュ、MM29ファイナルワニス・サテンフィニッシュ、MM15ファイナルワニス・マットフィニッシュは、除去が可能なワニスです。(2種類のワニスで仕上げるを参照)
ワニスの除去には、毛くずの無い布を無機化合物のテレピン油に浸し、ワニスを拭い取っていきます。表面が粘着を帯びてきます;これはワニスがテレピン油に再溶解された事を表します。ワニスの樹脂が布に付いてきます。小さいエリアで少しずつワニスを取り除いていきます。布は常にきれいな部分が表面に当たる様に、面を変えていきましょう。
注意:もしも布に色がついた場合、絵具を吸収しているサインです。すぐに作業を中止して、一晩乾かしてから作業を再開してください。
ワニスが全て除去できたら、作品を乾かしてから(出来れば一晩乾かす)二層のMM14か、MM15、MM29を塗ります。
後片付け: ブラシやその他の道具は無機化合物のテレピン油で洗わなければなりません。
外で使う場合: 作品が外に置かれている場合等は、3層のワニスを塗ってください。
MM14 ファイナルワニス・グロスフィニッシュ は、最終ワニスです(2種類のワニスで仕上げるを参照)。乾いたら光沢のある、黄変しない仕上がりになります。
MM29ファイナルワニス・サテンフィニッシュがあるのですが、微妙な違いを表すサテンやマットな仕上がりも、MM14ファイナルワニス・グロスフィニッシュとMM15ファイナルワニス・マットフィニッシュを混ぜることで作れます。
このワニスは、2層塗りをすることをおすすめします。(MM14 ファイナルワニス・グロスフィニッシュをご覧ください)
MM15 ファイナルワニス・マットフィニッシュ(無機化合物テレピン油にアクリル樹脂とマットエージェントを混ぜています)は、MM14の様にアクリル樹脂を無機化合物のテレピン油に混ぜられ作られています。その為このワニスは、アクリルをテレピン油に混ぜて作られている為、黄変する事も無く、乾くと透明になり、水の影響も受けません。
このワニスは乾燥すると、今日の市場で入手可能な中で最も低い光沢レベルになりますが、透明で霞の無い状態を保ちます。MM14ファイナルワニス・グロスフィニッシュとMM15ファイナルワニス・マットフィニッシュ(MM15ファイナルワニス・マットワニス(テレピン油ベース)のセクションをご覧ください)を混ぜる事で、サテンやセミグロスの仕上がりにする事も可能です。
このワニスにはマット剤が含まれており、長期保存すると沈殿して容器の底に落ちてしまう可能性があるため、そのため撹拌する必要があります。
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